おそらく一番有名な長良神社。
長良神社は館林・太田・邑楽、後は埼玉にも少々、どうも利根川沿いの地域に分布しているようです。
その数は30数社とも60社とも言われています(おそらく神社庁加盟神社のみのカウントや長”柄”神社といった字違いを含めるか等によって数がブレているものと思われます)。
いずれにしても言えるのは、先の通り群馬の鶴の頭部分辺りのエリアに密集しており、逆に他の地域では全く見られないという超ローカルな特異性。
何故この地域にのみ長良神社が密集しているのか?
ご祭神は藤原長良公、平安時代の貴族です。
超一流のトップ、とまでは行かなかったものの(弟はなった模様)、その次に次ぐくらいにはエリートだった模様。
伝説に拠ればこの辺りに住んでいた生娘を喰らう大蛇を退治して治め、その功績により祀られるようになった模様です。
が、京都で活躍した方が、縁もゆかりも無い上毛国に下向したとは考えづらく(まして武士ではなかったので大蛇退治は考えづらい)、大蛇は荒ぶる水の神で水害に対して治水を行った、とも考えられますがそれでも何故上毛国なのかは不明。